恋愛で豆知識なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の恋愛で豆知識な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月29日の時点で一番の恋愛で豆知識なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.7 1 恋愛で豆知識なアニメランキング1位
狼と香辛料 merchant meets the wise wolf(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (182)
723人が棚に入れました
若き行商人クラフト・ロレンスは、荷馬車を引く一頭の馬を相棒に、街から街へと商品を売り歩く日々を送っていた。 ある日、黄金色の麦畑が広がる小さな村を訪れた彼は、耳と尻尾を有する美しい少女と出会う。 「わっちの名前はホロ」 自身を“賢狼”と呼ぶホロは、豊穣を司る狼の化身だった――。 彼女の「遠く北にあるはずの故郷・ヨイツの森へ帰りたい」という望みを聞き、ロレンスとホロは北を目指す商売の旅の道連れとなる。 だが行商人の旅には思いがけない波乱がつきもので……。孤独だった行商人と、孤独だった狼の化身を乗せた馬車が、今、騒がしく走り始める。

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

前作よりも出来が良いのに,もっと評価されてもいいのでは?

前作の続きではなく,リメイク版として考えた方か,気持ちも切り替えて見られると思います。多くの作品は,リメイク版より旧作の方がよかったという評価をされることも多いのですが,私は,2024年版の方が見やすいなという印象を持ちます。

おそらくは,旧作の持つ少し重い雰囲気が好きだった人にとっては,軽く感じすぎて違和感があるのでしょう。

声優他,製作スタッフも変わっていて,絵柄が全体的に明るくきれいになって,ホロのかわいらしさも増したように思います。それでいて,ロレンス他,商人の商売上のやり取りなど,お金の値打ちや,取引の駆け引きなど,雑学的に勉強になる部分もあります。ここを流してしまってみると,面白さも半減すると思います。
(日本でも江戸時代に小判の金の含有量を減らし続けましたから・・・)

初めて見る人にも,旧作からリメイクを見直す人にも,ホロの魅力に魅せられるという点では「男性好み」作品かなとも思いますが,物やお金の仕組みの基礎をなんとなく知るにはよいアニメだと思います。

蛇足ですが,ここから「日本円」の価値がどんどん下がっている(≒物価高等)現状の意味を考えてみるのもいいかと思います。

それはさておき、話も,最後のあたりまで来て、「危ない橋をわたる」決心をしてからが、面白くなってきました。

「ギルト」というのは,冒険者の集まるものだと思ったら世界史の範疇では大間違いで,もともとは,中世から近世の初めにかけてヨーロッパで,形作られた(多くは同業者の)商業組合なのです。

商業を営む者の集まりの中での取引の仕方も,現代と違って「信用貸し、借り」のような危うい取引がままあったので,このアニメはそんな意味でも,昔の西欧の物の売買について勉強しているなと思います。

はてさて,2人の生末は,(多分)ハッピーエンドのような気がしますが,それは如何に。・・・

結局、まだ続きがあるような余韻のあるお会いし方をしてしまいましたね。

話の山場の黄鉄鉱の話は、ホロがほんとに、他の男性に泣いてしまうかどうか心配してしまいました。

充分楽しましてもらいました。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 9
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

旧作ファンから見た新・狼と香辛料

旧狼と香辛料はとても好きな作品でした。
可愛い見た目と裏腹に老獪なところを覗かせるホロの言葉に、なんとか負けまいと出し抜こうと頑張るロレンス。
でも険悪さはまったくなくて、むしろ軽やかで愉快な会話のやりとりがとても楽しくて・・

3年前に新作アニメの特報が流れて、もうあきらめていた二人の旅の続きがまた見られることにとてもわくわくしました。
でも待望の新作アニメは旧作のリメイクで、続きが見たかった私は少しがっかり・・でも、旧作では原作から改変したり飛ばしたりしていたところもあったので、そのあたりがどう描かれるのかなと思いながら今回見ました。

OPとEDは旧作の雰囲気を結構意識してますよね。
歌詞の冒頭に旅の途中~と歌詞に入れたり・・
でも分かります、旧作1期OP「旅の途中」は良曲で狼と香辛料のイメージそのものでしたから。

ホロとロレンスの声優さんは旧作と同じ小清水亜美さんと福山潤さんで、こういう配慮は嬉しいです。
旧作の監督だった高橋丈夫さんが今回総監督になってました。

1話冒頭、ホロと女の子が話すシーン。これ入れるということは、もしかして最後までアニメ化する予定!?

絵はさすがに新作のほうが綺麗になってましたし、ホロの萌え度も上がっている気がします。
5話のホロの耳ピコピコ踊りなんかそうですよねw
ただ、狼の姿は旧作のほうが狼らしかったかも。新作はかわいい大きな柴犬みたいに見えました。

物語としては、旧作のクロエが原作どおりヤレイになっていたり、2期終盤のエーブの話がなくなって、旧作で飛ばされていた、テレオの教会の話が原作どおりの順番でアニメ化されていました。
これは新作のほうが良かったです。

旧作終盤のエーブの話は駆け足っぽくて中途半端に終わった感じでしたが、新作はテレオの教会の話を最後に持ってきたことで、豊作の神として最初は祀られてたのに、いつしか別の神にとって代わられ、感謝されなくなっていたホロが、{netabare} 神父エルサにホロの存在を認められて、さらに皆の前で奇跡を起こした話で{/netabare}綺麗に終われたと思います。

そしてそして・・2期制作決定!!これほんとに最後までやってくれるかも。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 23

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

高評価してはいますが

2000年代に放送された1期と2期のリメイクで当時とは作画の質もキャラデザもパワーアップしていていい作品なのですがわざわざ今の時代に15年のブランクを経てリメイクを放送する意図が何かなとは感じます
今は2024年なので2000年代や2010年代の作品の続編やリメイクを放送してもそろそろ血の入れ替えが必要かなとは思ってしまいます
作品自体は悪くないので評価していますけど2000年代のリメイクを今放送するのは何故なのかなぁとは感じますね

投稿 : 2025/01/25
♥ : 1

71.3 2 恋愛で豆知識なアニメランキング2位
トニカクカワイイ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (362)
1261人が棚に入れました
謎の美少女・司に運命の一目惚れをした少年・由崎星空(ナサ)。ナサの決死の告白に、彼女の返事は「結婚してくれたら、付き合ってあげる」!?ナサと司の愛に満ち溢れた、カワイイ&尊い新婚生活が始まる!!

声優・キャラクター
鬼頭明里、榎木淳弥、芹澤優、上坂すみれ、小原好美

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ラブはあるし描写はコメディータッチだが、「ラブコメ」ではないかもしれない。

原作は『ハヤテのごとく』で有名な畑健二郎作の漫画作品ということは知っていますが、原作は未読なのでが二メが原作に沿っているのかもアニメ以降の展開も知りません。

アニメで観る限り、本作は由崎星空(ゆざき なさ)と(旧姓: 月読(つくよみ))司(つかさ)による新婚夫婦の物語です。

ただ、ツカサちゃんはとても16歳とは思えない物知りであり家事万能、かつ生い立ちを含め謎がいろいろあるようですし、ナサくんも中卒の18歳にしては異常に有能かつ単なるフリーターとは思えない生活力もあるようです。

ナサくん15歳の折に偶然の出会い(?)からツカサちゃんに結婚を申し込み、法定最少年齢で結婚してしまった二人。しかし結婚までロクに話をしたこともなくお互いについて少しずつ知りながら進んでいく新婚生活。

でもそこにはナサくんから見たツカサちゃんは「ノニカクカワイイ」だけでは済まされないような愛が確かに感じられます。

しかし、本作で描かれる結婚観ってかなり古いような気がしていて、たぶん1950~70年代くらいであるように思えます。

ナサくんの後輩である有栖川要(ありすがわ かなめ)の示す恋愛観や女性心理が現代的な物なのに対して、ツカサちゃんの考えやリアクションが旧い価値観に基づいている辺りが本作をコメディー作品たらしめている大きな要素に思われますが、果たして本作を観て若年層が「結婚生活は良いものだ」と思えるかどうかは私には良くわかりません。

でも、自身の体験に照らしてもなかなか良いこととか面白いことを言ってるなあと思うところも多々あったので、私は本作を楽しく観ることができました。

でも、たぶんジャンルとして「ラブコメ」ではない気がします。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 33

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

トニカクカワイイ レビュー

お久しぶりです。まあなんとも色々ありまして、レビュー活動に復帰することにしました。今回はリハビリみたいなものです。


さて、畑健二郎先生原作の「トニカクカワイイ」
かつて私をオタクにした「ハヤテのごとく!」の原作者が創り出した新作。
実は私、ハヤテのごとくを完走しておりません。
と、いうのも、当時の私の環境が変わったことと、
シリアスパートが好きではなかったというか。

そのこともあり私はこの作品にも終わりに向けての伏線張り、シリアスな要素が入っているのかと敬遠があって原作は読んでおりません。

そんな感じで恐る恐る見てみましたが、甘々な日常を見ていくのが、そのうち癒しになりました。
放送スケジュール的な都合もあり、土日に消化しやすいこの作品は追いやすかったです。

ジャンルとしてはラブコメとしてみるのが良く、畑先生がハヤテでも良く入れていたSF要素とシリアスの組み合わせは、あれこれ考える考察要素としては面白いかもしれません。

今作が学園物、もしくは青春物ではなく、成人した大人を主人公にした日常物であることは、ハヤテを見ていた世代が大人になって、その世代が日々の出会いの瞬間を、この作品のワンシーンに重ねてしまうような、そんな狙いがあるかもしれません。

個人的な良ポイントは、恋人、ではなく夫婦という設定と、突然結婚という組み合わせ。
常に時間の共有をしていながら、お互いの事をよく知らないという不思議な関係を生み出し、「相手の事を知る喜び」を強く感じるように作用しているように感じます。
大枠はラブコメの中にあり、三角関係による恋の駆け引きのような要素をなるべく排除し、ただ一人の相手に向き合うような作品ですね。三角関係の展開のドキドキ、それもいいと思いますが、一人のパートナーとの時間を堪能する一途なラブコメに、私は心が癒されました。

一人のパートナーの事を考えて、尽くす、報われる、この成功体験のサイクルの過程に、相手を知る喜びが、お互いに発生し、それがまた、二人の関係を深めていく要素になっていると感じました。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 28
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もう少しだけ夢をみさせてください

20代後半独身の自分にとって「結婚」は身近な出来事として最近リアルに感じてます
知人の結婚式や披露宴に参加する機会も増えました
人生の先輩方からは「結婚なんてするもんじゃないぞ」とよく言われます
お小遣い制・ローン地獄・プライベート時間が取れない等々、僕は結婚に対してネガティブなイメージを持ってます
けど、言葉とは裏腹に先輩方の顔は本気で嫌がってるようには見えなくて、何ならどこか幸せそうに見えるんですよね
不思議だなーっと思いながらいつも見てます

本作はアニメで初めて知ったので、原作もアニメの進捗と合わせて読み進めました
終わったので一気に読んじゃおうかどうか悩み中・・・
平城京跡歴史公園とのコラボイベント(スタンプラリー)にも参加してきました

ズバリ!
このアニメのキーワードは「尊い」
公式でも「尊い」という言葉をやたら推してますよね
{netabare}
みんなしてるからプロポーズは必要
みんなあげてるから指輪は必要
みんなしてるから結婚したい
→これって違うんじゃない?

なぜプロポーズは大切なのか?
なぜ指輪は必要なのか?
そもそも結婚はなんでするのか?
ひとつひとつの事象にはそこに行きつくまでの「想い」が必ずあるはず
その想いこそが「尊い」ものでしょ
ってことが言いたい作品なのかなと思います

宙空のセリフがかっこいいんですよね
特に7話ラストには痺れました
「愛が証明されたから結婚するんじゃない。愛を証明するために結婚したんだ」 って中々思いつかない考え方ですよね
同じような言葉が本に書かれてても同じような言葉を居酒屋で上司が言ってきたりしてもたぶん何も響かないし分からないと思うんですよ
なぜなら結婚の背景が見えないから、すごく浅い表面上だけのいい感じの言葉としか感じないと思います
でも、実際にこのアニメで、宙空と司がどう出会って・どういう考えをもっていて・どういう人柄なのかが分かるから、このセリフがすごく深くて重みをもってくると思うんですよ

宙空のポジティブなことは積極的に伝えるというのは、対人関係においてもすごく重要なことで、アニメを通して勉強になることもあると再認識できました
夫婦って互いが想いやって初めて成り立つということが分かりました
どんな夫婦にも結婚に至った背景がある、結婚も悪いものじゃないのかなと思ったり思わなかったり
2人を見てると誰かを好きになるということがこんなにも「尊い」ものなのかと思い出させてくれました

結局、司が何者なのか決定的なセリフはなくて12話なんてあっさり終わりましたが、それでよかったと思います
最後が「ただいま」ってセリフで終わるのがトニカクカワイイらしい終わり方だと思いました
{/netabare}
OP「恋のうた」は{netabare}司の感情の変化と曲のリズムが連動してる{/netabare}のがおもしろい。今年1番ハマりました
ED「月と星空」は至高、僕も幸せを感じたい…シミジミ

この作品を見て結婚に対するネガティブな感情すべて覆ったなんてことは言いませんが、結婚に対しての捉え方や人としての想いやりについてどうあるべきかを考えさせられたことは事実です
{netabare}「旦那様」なんて呼ぶ嫁なんかいねーよ!{/netabare}と既婚者の先輩方はこのアニメをみて「こんなの独身男性の儚い妄想」と笑われるかもしれませんが、もう少しだけ夢をみさせてください

投稿 : 2025/01/25
♥ : 19

61.2 3 恋愛で豆知識なアニメランキング3位
レヱル・ロマネスク(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (74)
271人が棚に入れました
正和63年10月。大廃線により鉄路の殆どが失われてしまった国――日ノ本。九洲は隈元県御一夜市。疲弊しきった経済の立て直しを、蒸気機関車8620とそのレイルロオド・ハチロクとを主役に据えた観光振興により見事成功させ鉄道復興の聖地となった同市は、さらなる復興への機運や全国の鉄道事業者・まいてつたちの交流を盛り上げるべく、『第一回まいてつ祭』の開催を企画する。鉄道車両の運転制御用人型モジュール「レイルロオド」達もそれぞれのマスター達につれられ全国から集う。人間達の連日の会議に刺激され、「自分たちも何かをしたい」と意気投合した彼女たちは、有名レイルロオド「すずしろ」を中心として「レイルロオドサミット」を主催。駅前の「cafe亜麻色」に集合し、「まいてつ祭」へ更なる彩りを加えるべく知恵を絞っていく。

声優・キャラクター
上坂すみれ、洲崎綾、降幡愛、黒沢ともよ、久保ユリカ、永井真衣、上絛千尋、伊ヶ崎綾香
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